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2019.04.11

家づくりのお役立ちコラム

花粉やPM2.5が気になる!洗濯物を室内干しするのに良い環境は?

 

■ひのき花粉はまだまだ健在、PM2.5も気になります

4月も半ば。「そろそろ花粉症が落ち着いて来た」という方も多いのでは?
一方で、「今がピーク」という方も。これは、どの花粉に反応する花粉症なのかで、ピーク時期が変わってくるからなんですよね。

 

日本人に一番多いとされるスギ花粉2月~3月が最盛期。4月になってよく飛んでいるのは、ヒノキ花粉です。ヒノキ花粉の花粉症の人は、まだもう少しつらい時期が続きます。

 

花粉に加え、ここ数年、春に必ず話題になるのは「PM2.5」。
簡単に言えば大気中に浮遊する、汚染された粒子のこと。工場の排煙や車の排気ガスなどが大気中の光やオゾンと反応して発生したものです。2.5というのは粒子のサイズを表していて、2.5マイクロメートル。つまりとても小さいので誰もが吸ってしまいやすく、目がかゆくなったり、咳が出たりなどの症状が出ます。
このPM2.5がなぜいつも春に話題になるかというと、中国からの偏西風によって、日本に飛んできやすい季節だからです。症状も花粉症と似ているので、この季節の目のかゆみや鼻のムズムズなどは「花粉のせいか、PM2.5なのか良く分からない」なんて人もいるのではないでしょうか。

 

この季節、「なるべく外に出ない」「外に出る時はマスクにメガネで完全防備」という人もよく見かけます。特に主婦の皆さんにとって気になるのは、洗濯物のようです。
「お日様に当てたいけど、花粉やPM2.5が気になって、外に干しづらい」と考える方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、「室内干しをしやすい家の環境」について、考えてみます。

 

■湿度を調整してくれる壁が室内干しの応援団に

 

 

まず、これから家を建てるという段階の方には「湿度を調整できる壁を選ぶ」ことをお勧めします。一般的に、家の壁に使われているのは、ビニールクロス。安価でデザインも豊富なため人気がありますが、ビニールクロスには調湿性や通気性はありません。湿度の高い時は、カビやダニが発生しやすくなります。

 

私たちしらかばハウジングが調湿できる壁の素材としてお勧めしているのは、漆喰柿渋成分の入ったものです。

漆喰は、「白い壁のおうち」というイメージで、壁材としてはだいぶ一般的になってきました。外壁だけでなく、もちろん内壁にも使えます。湿度を調節してくれるので、じめじめしすぎずカラッとしすぎず、ちょうど良い湿度で暮らすことができます。

 

柿渋成分入りの壁材として私たちが使っている商品は「パーシモンウォール」といいます。漆喰と同じように調湿効果があるだけでなく、柿渋に含まれるタンニンが、臭いを中和してくれるのです。
洗濯物の室内干し」、何が嫌だって、「生乾きの臭い」ですよね。それも中和し、気持ちよい空気づくりの手助けまでしてくれるのが、柿渋です。

余談になりますが、柿渋の壁はカラーバリエーションが豊富で楽しいです。「パーシモンウォール」シリーズでも、現在30色を展開しています。自然な素材でありながら、色で遊べるのが嬉しいですよね。

 

洗濯物を室内干しする予定の部屋は、このような調湿効果のある壁を選ぶと良いでしょう。春の室内干しだけでなく、じめじめとした梅雨の季節の洗濯物やカビの心配にも効果的です。

 

■リフォーム内容に合わせて少しずつ工夫を

家を建てた後も、その時々にリフォームのタイミングはやってきますので、リフォームをする場所に合わせて少しずつ対策をしていくというのも良いですね。

 

浴室のユニットバスには、洗濯物の乾燥機能の付いたものがあります。浴室リフォームの時に、こうしたものに変えると、外に干したくない日は室内干しで乾かせますね。しかも浴室乾燥で、浴室自体もカラッと乾燥させられるので、一石二鳥です。

 

壁紙の貼り替えや床のリフォームを考える時におすすめしたいのは、FFC加工です。しらかばハウジングでは、「免疫住宅」という名でFFC加工をした壁材、床材を使った家づくりをお勧めしています。これはほんとに、すごいですよ。

 

FFC加工を施された壁や床は、化学物質を中和してくれる力を持っています。その効果は年月とともに少しずつ消えていくのではなく、逆に増殖していくのです。つまり、室内干しで気になる生乾きの臭いのモトを中和してくれるうえ、湿度が高いと気になるカビの発生にも力を発揮してくれるのです。いつでも「おいしい空気が吸える家」が、免疫住宅なのです。

 

 

FFC加工は、専用の工場に床材や壁材を運んで行わないといけないため、新築やリフォームのタイミングでしかできません。スプレーでシューッというような気軽なものだったらやりやすいんですが(笑)。そのタイミングが来たら、ぜひ検討いただければと思います。

今回ご紹介したアイデアは、湿度にまつわるものなので、梅雨のシーズンも有効です。
ジメジメ感や嫌な臭いとさよならしたい方、ぜひご相談くださいね。