2019.05.23
家づくりのお役立ちコラム
【施工事例】「地震に強くて居心地のいい家」(大府市K様邸)
■地盤も家の構造も、これで安心
K様との出会いは、土地情報からでした。
当時、賃貸マンションにお住まいで、その近くで土地を探していたO様。しらかばハウジングがホームページで紹介していた土地に興味を持ち、ご来店いただきました。
なかなか土地の出にくい地域でありながら、真四角に近い形の良い土地であったこともあり、購入を希望されたK様ですが、ただひとつ、気になることが。
「市のハザードマップを見たら、地盤が弱そうなんですよ。心配なのでやめておこうかと思います」
せっかく希望の土地なのに、それはもったいない!私たちは、提携している地盤保証会社と、しらかばが代理店でもある保険会社の両方に地盤調査を依頼しました。結果「大丈夫!」。地盤保証会社からは、明治時代からのその土地の歴史が分かる資料と写真も用意してもらい、K様も安心して購入を決断してくださいました。
以前にもブログで書きましたが、土地の購入と家の建築の窓口が同じだと、何かと話もスムーズです。今回は、私たちが紹介する土地を購入されたので、その手続きをしながらさっそく家の間取りや暮らしのイメージなどの話を進めていくことができました。また、上記のように、必要な調査もその都度クリアできました。K様にとっても、より安心に、スピーディーに、進んでいったのではないかと思います。
「地震に強い家を」ということで、建材は耐震性、耐久性の高いLVLを使いました。簡単に言うと「木なのに鉄のような強さ」をもっている木材です。補助金がとれるということもあり、金銭面でも少し助けになりました。
■キッチンからの眺めとジャストサイズの家具
「広いリビングと和室がほしい」と仰っていたK様。ちいさなお子様が安心安全に過ごせて、大人にとっても心地よい間取りを考えました。
総2階で、延床32坪のK様邸は、一般的な広さの住まいです。ただ、対面キッチンに立ってみると、リビングダイニングがとても広く見えます。それはなぜでしょうか。
キッチンの目の前をダイニング、その斜め先にリビングという設計にし、キッチンから対角線上のリビングの角までが、遮られずに見渡せる間取りにしたのです。そのせいで、実際よりもさらに広く感じられる空間となりました。
また、1階には廊下がありません。整った四角い家の良さを生かして、スペースの無駄なく各部屋を配置。そのため、面積の割には各スペースのサイズが大きめに取れているのです。
「ここにティッシュボックスが置けるようにしてほしい」との奥様のご希望で、対面キッチンのダイニングテーブル側には、小さな棚を設置しました。
こうした生活者ならではの希望って、とても大切ですよね。幅が足りなくてはティッシュが置けない、幅がありすぎては暮らしの邪魔になってしまう、と私たちもしっかりこだわって作りました。
また、ご主人に喜んでいただけたのは、ダイニングの一角に、机を造り付けで用意し、作業スペースを作ったこと。ご家族とのおしゃべりもしながら、ここでインターネットやちょっとした作業ができるようになっています。
こうした造り付け家具をジャストサイズで作れるのは、注文住宅ならでは。皆さんも家を建てる時は、想像力を働かせて、「ここにこれがほしい!」とご相談くださいね。そうすると私たちも、暮らしのイメージを共有できて、お互いにますます楽しい家づくりになると思います。