2019.05.16
家づくりのお役立ちコラム
【理想の暮らしから考える家づくりvol.3】子どもが素足で走り回れる、無垢の床にあこがれます(Cさん、30代、女性)
しらかばハウジングが大切だと考えている、「どんな暮らしをしたいかを考えた家づくり」を、会話形式で紹介する同シリーズ。今回は子どもも産まれ、そろそろ家づくりをと考えているCさんのケースです。
※Cさんは架空の人物です。
■無垢ってどういうことか分かりますか?
Cさん「今は賃貸マンションで暮らしています。去年子どもが産まれ、夫ともそろそろ家を建てたいねと話しているところです。なるべく自然を活かした、暮らし心地の良い家がいいなと思っていますが、中でも無垢のフローリングにあこがれます」
しらかば「無垢のフローリングがいいなと思われたのは、なぜですか」
Cさん「先日、出産祝いに友達の家を訪ねたのですが、その家が、無垢のフローリングでした。赤ちゃんも気持ちよさそうにハイハイしていたり、上の子たちも素足で走り回っていたりしました。まだ肌寒い季節でしたが、床がひんやりした感じは無くて、なんだかのびのび育っていて、いいなぁと思ったんです」
しらかば「確かに、無垢の床は気持ちいいですよね。ところでCさん、無垢ってどういうことか分かりますか?」
Cさん「えっ、私、ムクっていう木があるのかと思ってました。友達が、この床はムクなんだよって言うし」
しらかば「無垢というのは、同じ樹種で形成されている床材のことです。一本の木から切り出した一枚板を使ったものや、そりを減らしたり床暖房に対応するために3分の1ほどの厚さにして、それを3層重ねたものなどがあります。だから、スギやヒノキ、そのほかさまざまな無垢の床がありますよ」
■無垢の床の魅力は、気持ちよさとぬくもり
しらかば「無垢の床の魅力って、どういうところだと感じましたか」
Cさん「私はやっぱり、素足で気持ちよく歩けるところですね。夫は、本物を使っている感じがして、木の風合いが格好いいなって言っていました」
しらかば「そうですよね。無垢は、いわば木そのものなので、保温や保湿力があります。だから夏場に素足で歩いても足がベトつかず、さらっとした感じですし、冬はほんのりと温かみがあって、足先から冷えを感じるということが軽減されるのではないでしょうか」
Cさん「私、冷え性気味なので、それはありがたいですね」
しらかば「“ぬくもり”というのは無垢の魅力をとてもよく伝えてくれる言葉ですが、その良さは五感で感じられると思います。まず見た目からあたたかい感じがしますし、スギやヒノキは針葉樹で柔らかいので、歩いていても疲れにくいです。体に優しいですよね。そして香りも良いですよ。
ご主人のおっしゃる、格好良さも大事なポイントですね。無垢の床は、1本1本がオンリーワンです。木目や節も木によって違う場所にあり、私たちが年を経るごとに木も一緒に年を取っていくような愛着が沸いてきますよ。それが本物感や風格にもつながっていくのではないでしょうか」
Cさん「そういうのって、自然な感じがして、とても良いですね」
■しらかばハウジングではしらかばの無垢材を使っています
しらかば「無垢の床材にするなどして、木を使っていくことは、地球環境から考えても必要なことなんですよ」
Cさん「1本の木からそのまま床材にするのだから、集成材などよりも、ぜいたくな使い方に感じます。木が足りなくなってしまわないのですか」
しらかば「木が足りなくなるということにはなりませんよ。昔は木が不足していたので植林が行われたのですが、今はそれが育ち、燃料としても使われなくなったので逆に余っている状態です。
ある程度木を使っていかないと、林業の人も仕事が成り立たないので減っていってしまいます。木が減らず、多すぎる森の木に十分日が当たらないようになってしまうと木がやせてしまい、土も肥えず、森の生態系が崩れていくばかり。きちんと循環させていくことが大切です」
Cさん「そうなんですね。木を使っていくことも大切なんですね。しらかばさんでも、無垢の床材で家づくりはできますか」
しらかば「はい、もちろんです。ご希望の木で対応できますが、特にこだわりがなければ、しらかばの木を使っています。しらかばの木は、やや白っぽい、上品な見た目です。節が多めですが、それも味わいと感じていただければ嬉しいです」
Cさん「白と言われると、すぐに汚れないか気になっちゃいます」
しらかば「オイル仕上げをするので、大丈夫ですよ。しかも、FFC加工という、美味しい空気の中で暮らすためのひと手間をかけますので、さらに気持ちよく毎日過ごしていただけます」
Cさん「それはいいですね!しらかばの無垢フローリング、考えてみます」