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2020.08.20

家づくりのお役立ちコラム

〜家と私の物語〜 家族のカタチとともに変わる子ども部屋の役割

家は、家族の歴史が刻まれる場所。
特に子どもたちにとっては、幼少期の、そして青春の思い出が家で過ごす時間になっていきます。

だからこそ、しらかばハウジングでは、家族みんなが笑顔で過ごせる家づくり、そして次世代へと住み継ぎ、環(めぐ)る家づくりをしていきたいなと思っています。
そんな私たちの家づくりへの思いを知っていただければ…ということで、今日は子ども部屋をめぐる、ある家族と住まいの物語をお届けします。
*登場する人物・舞台は架空のものです。

■実はあまり考えていなかった「子ども部屋」のこと

「マイホームを建てよう」と夫婦で決めてからの行動は早かった。
いろいろな工務店から資料を取り寄せて、展示場や見学会などのイベントにもたくさん足を運んだ。
そんな中から無垢の木を使った家づくりの雰囲気に惹かれ、「担当の人が話しやすそう」という理由で選んだのが、しらかばハウジングだった。

何度も間取りやプランを相談する打ち合わせの中で、私たち夫婦はあまり子ども部屋のことを考えていなかった。
〜とりあえず、子どもが2人いるから、子ども部屋は2部屋で〜とだけ伝えたような気がする。

 

■子どもの成長とともに変わっていった子ども部屋の景色

完成した我が家の子ども部屋は、ごくシンプルな部屋だった。2部屋作った子ども部屋。間にあるは、将来リフォームで取り外しやすいようにしてもらった以外は、特徴、というものはないかもしれない。
ただ、子どもたちの足にやさしい無垢フローリングを使ってあげたのが、こだわりといえばこだわりだ。

引っ越したばかりの数ヶ月は、子どもたちもまだ小学校に上がる前だったこともあり、引越し後荷ほどきをするのも面倒くさくなってしまった荷物が積み上がっていた。
そんな子ども部屋が、いつしか子どもたちの遊び場に。小学校高学年になると、2人の子どもたちは「自分の部屋で寝る!」と言い出し、その通りになった。

中学生になると、やはり親には言えないヒミツもできたようで、子ども部屋で楽器を練習したり、友達と電話で話したりする声も聞こえてくるようになった。

それも成長の一つ、と私たち夫婦は受け止めることにして、あまり干渉しないようにしたが、さすがに、定期テストの前になると決まって掃除や模様替えをする物音が息子の部屋から聞こえてくると「あいつ大丈夫か?」とハラハラもした。

妻はというと、呑気なもので「あの子はああしないと集中できないんじゃない?」とおおらかに受け止めていた。

 

■子どもの「考えるチカラ」を育んでくれたのかもしれない

いつしか息子は、釣りにハマり、部屋中に釣竿やルアー、釣り雑誌が並ぶようになった。一方、娘はというと、やはりおしゃれに目覚めたのか「大きな鏡を置く!」とお小遣いを貯めて鏡を買い、毎朝その鏡の前でお洒落にいそしんでいる。

同じような部屋だったはずが、娘と息子では全く違う部屋になっていくのが、親としても面白い。
「父さん、部屋に棚をつけたいんだけど、ホームセンターに連れていって」と息子が言ったときには、びっくりもしたが、そんな風にいろいろ考えて部屋を作っていく息子の姿を頼もしく感じもした。

真っ白なキャンパスのようだったシンプルな子ども部屋
だからこそ、子どもたちは自然と彼ら/彼女らの使いやすいように工夫する気になってくれたのかもしれない。

成人するまであと数年。子どもたちは、自分たちの部屋をどう変えて、その部屋でどんな未来を想像するのだろうか。
心配な気持ちもあるが、密かに、子ども部屋の変化を楽しみにしている自分がここにいる。

 

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