2022.09.08
家づくりのお役立ちコラム
古民家リノベーションするなら知っておきたい豆知識〜水回り編〜
こんにちは、しらかばハウジングです。
ここ最近、古民家暮らしが密かな人気。中古住宅をリノベーションをして暮らしたい、とご相談いただくことも増えています。そこで、今日は中古住宅をリノベーションする際に水回りではどんなことに気をつければ良いのか。
新築の家づくりからリフォームまで、長年家づくりに携わってきたしらかばハウジングが解説いたします!
■…とその前に、古民家ってどんな家?
古民家、と聞くと単純に「古い家」をイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこうした中古住宅の中でも「古民家」が大体どのくらいの築年数のものを指すのかは明確に決まっているわけではありません。
もし、これから中古住宅の物件探しをするなら。
ぜひ、築年数がどのくらいかを必ずチェックしてみてください。
というのも、築年数が100年ほど経った家であれば、柱や梁などに無垢の木材など、比較的しっかりとした素材が使われています。そのため、再生する際もこうした古材をいかに活かすか、を考えれば良いのですが……。
昭和の高度経済成長期以降に建てられた家の場合。
無垢の木材が主流だった家づくりも、大量生産のために工業的に加工された集成材が多く使われるようになりました。集成材は、木材の反りが起きにくくなるよう、接着剤で複数の木を貼り合わせて作られる素材のこと。
今でももちろん使われている素材ですが、かつては接着剤などの技術も今ほど高くなく、経年劣化で接着剤が劣化。リノベーションを考えたときに「このままでは使えない」という状況になっていることも少なくありません。
もし「古民家を購入してリノベーションを」と考えているなら、その家がいつ頃建てられた家なのかもチェックしてみると良いでしょう。
■水回りのリフォームは思ったよりも費用がかかる?
古民家や中古住宅のリノベーションで多くの方が手をつけるのが水回り。
お風呂やトイレなどの交換をまずは検討されることとなるでしょう。
築100年など本当に古い古民家であれば、お風呂やトイレは母家とは別の場所にあったため、リノベーション時には配管さえできれば、比較的新たにお風呂やトイレを設置することは難しくありません。
意外と難しいのが、戦後間もない頃から昭和40年代頃までに建てられた家。
ユニットバスではなく、タイル風呂の場合。基礎から今の家の作りとは異なるため、解体から土間コンクリートの打設工事などが必要となり、費用や期間もそれなりにかかります。
一方で、ユニットバスからユニットバスの交換なら、意外とスムーズにリフォームもできますよ!
■古民家のトイレはタンクレス?それともタンクありが良い?
また、古民家のトイレを交換する場合。
タンクレスにするか、タンクありタイプにするかは水道管の口径なども確認して決めるのがおすすめです。
というのも、古い家では家の中の水道管が、13mm口径となっているケースが大半。現代の住まいでは20mm口径が主流ですから、かつての家は水道管自体が細く、水圧を確保するのがなかなか難しくなります。
タンクレストイレの場合。タンクに水を溜めるのではなく、直接水道管から水を出して流すため、水圧がしっかり確保できるかどうかは大切!
特に2階部分にトイレをつくる場合などは、水圧が弱すぎる場合もあります。
必ずリフォーム時には、水道管の口径などもチェックして、どんなタイプが良いかを考えると良いでしょう。
なんだか難しい話をたくさんしてしまったかもしれませんが、どうぞご安心を(^^)
しらかばハウジングでは、お客さまのご要望と家の状態を踏まえながら、最適なリノベーション&リフォームプランを一緒に考え、ご提案させていただきます!
物件探しの段階からのご相談でも大歓迎。
まずは気軽にご相談くださいね!
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