建築物省エネ法が改正されます！すべての住宅・非住宅で省エネ基準適合が義務化に

2025.02.13

家づくりのお役立ちコラム

こんにちは、しらかばハウジングです。

今日は家づくりに関する法律に関する話題です。というのも、今年(2025年)4月から、建築物省エネ法が改正され、すべての新築住宅と非住宅建物に「省エネ基準適合」が義務付けられることになりました。

この改正により、建物がより環境に優しく、暮らしやすいものとなることが期待されています。これから家を建てる場合に、ぜひ知っておいていただきたい省エネに関する考え方や義務化のポイントなどがありますので、詳しく解説いたしますね！

■住まいの省エネ基準とは？

改正される建築物省エネ法で定められている省エネ基準とは、簡単に言うと「建物の断熱性能を高め、消費エネルギーを減らす」という考え方に基づいた基準です。

改正前は、住宅が大規模や中規模のものでなければ、特にこうした基準をクリアしていなくてもよかったのですが、2025年4月からの改正では、すべての家で適合しなければいけなくなりました。

と聞くと、なんだか面倒なことのように思えるかもしれませんが、省エネ基準を満たすことは、住まいの省エネ性がしっかりと確保されているということになり、暮らしにも大きなメリットがもたらされます。たとえば、冷暖房にかかるエネルギーを抑えられれば、環境負荷の軽減や家計の節約につながりますよね♪

ここで言われている省エネ基準にはどんな基準があるのか、具体的に見てみましょう！

＜断熱性能＞
断熱等級やUA値（外皮平均熱貫流率）などで評価されます。これらが一定の基準値を満たすことが求められます。

＜一次エネルギー消費量＞
暖房・冷房・給湯・照明などで使用されるエネルギーの消費量を抑えること。

断熱性能が高い建物は、冬暖かく夏涼しいため、快適性が向上するだけでなく、冷暖房費の削減にもつながります。

今回の義務化によって大きく変わるのが、「すべての新築住宅・非住宅に適用される」という点にあります。

先ほどもお話しした通り、これまで一部の建物に義務付けられていた省エネ基準が、すべての新築住宅・非住宅に適用されます。改正により、中小規模の建物にも適用されるため、より多くの建物が省エネ性能をもつことになります。

また、家を建てる際の確認申請時に具体的な性能数値の提出が必要となるのも大きな変更点です。
建物が基準を満たしているかどうかを確認するため、設計段階でUA値や一次エネルギー消費量の計算結果を申請時に提出する必要が出てきます。

ちなみに、気密性能も省エネ基準を満たすための重要な要素です。今回の法改正で気密測定は必須ではありませんが、高い気密性能を確保するためには施工の精度が求められます。性能をより重視したい方は、施工の品質が高い住宅会社を選ぶことが今まで以上に大切になります。

ちなみに、手前味噌ではありますが、しらかばハウジングには、専門の気密測定士が在籍しており、高品質な気密施工を実現できますよ！

省エネ基準に適合した家づくりが義務化されるとはいえ、数字だけが基準をクリアしていれば安心の家づくりができるかといえば、そうではありません。

というのも、住まいは数値だけでなく【施工の精度】がとても大切になってくるからです。

たとえば省エネ基準を満たすための数値（断熱性能やUA値など）は、設計段階で計算によって導き出されます。しかし、実際に建物がその数値通りの性能を発揮するかどうかは、施工の精度に大きく依存します。

計算上では優れた断熱性能をもつ家でも、施工が不十分で隙間が多いと、その性能は十分に発揮されません。特に断熱材の隙間や施工ミスがあると、冷暖房効率が大幅に低下してしまいます。

だからこそ、本当に快適な住まいを建てるためには数値だけではなく、ノウハウが活きる断熱施工や家づくりができているかどうかもしっかり確認してみましょう。

――しらかばハウジングでは、長年の経験とノウハウに基づいた断熱施工を行っています。どのように施工すれば隙間が少なくなるか、どうすれば計算上の性能を実現できるかを熟知しているため、高い断熱性能と省エネ性能を確保することが可能です。

断熱性能や気密性の高い家づくりを徹底し、省エネ性能の高い住まいをお届けします。

家づくりを考えている方は、ぜひ省エネ基準を満たすだけでなく、実際の住み心地やコストパフォーマンスまでしっかり考慮した家づくりをご相談ください。

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