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2018.10.16

住まいのノウハウ

「一般的にはどう?」を考えるのもいいけれど…

最近、こんなご質問を受けました。

「家族4人で、4LDK、駐車場2台の家を建てようと思ったら、一般的にはどのくらいの大きさの土地を買えば建てられますかね?土地と建物合わせて、予算はいくらくらいで建てられますか?」

正直、とても答えづらい質問でした。

 

おそらく、建売業者さんなら、答えやすいかもしれません。4LDK、駐車場2台という家のつくりは一般的ですし、実際に建売業者さんがつくる家は、そうした間取りのことが多い気がします。しかし、私たち工務店がつくる注文住宅に同じ質問を投げかけられると、困ってしまいます。

 

服に例えてみましょう。建売を買うということは、お店に置いてある服の中から気に入るものを選ぶイメージです。一方、服の布地や色、形すべてを自分でゼロから選ぶのが、注文住宅を建てるということです。私たちは、「どんな暮らしがしたいか」という出発点からお客様とご一緒します。一般にどうかということはあまり重要ではなく、ひとつひとつの家づくりがオンリーワンなのです。

 

注文住宅で自分の望む家を建てたいと思った時、まず考えるべきは「予算」と「暮らし方」です。払えるお金には限度がありますので、そこはまず考えないと話が始まりません。その中で「どんな暮らしがしたいか」をじっくりと考え、「望む暮らし方のための家づくり」を精一杯するのが、注文住宅の家づくり。注文住宅はとても自由です。自由で楽しい、自分だけの家づくりなのです。

 

〇「今」だけでなく「未来」をイメージしよう

例えば、部屋のひとつをとってみても、必ず6畳要るだなんて、誰が決めたのでしょう。一般的に6畳の部屋が多いから、あなたの家にもそれが適切だとは限りません。極論を言ってしまえば、ただ寝るためだけの部屋なら、2畳あれば足ります。

キッチンだって、最近は対面キッチンが一般的ですが、動線を短くしたいという思いがあるなら、対面よりも壁面にキッチンをくっつけた方がいいのです。もちろん、それがあなたの望む暮らしの風景と合うのであれば。

 

そして最も重要なことは、暮らしは変化するということです。それを頭に入れながら、「どんな暮らしがしたいか」を考える必要があります。結婚した時は夫婦2人だったとします。やがて子どもが生まれ、育ち、独立してまた2人に戻る。人数のことを考えただけでも、暮らしはどんどん変わるのです。

 

それに対して、注文住宅でできる工夫はたくさんあります。例えば、家を建てる時に「あとで部屋にするかも」という想定で壁や梁などを整えて、吹き抜けを作っておくようにします。そして子どもの人数が増えるなどで、予想外に部屋数が必要になった場合は、吹き抜け部分に床を作って、ひと部屋増やすことができます。増えなければ、吹き抜けのおかげで光がよく入る、気持ちよい暮らしが続けられ、これはこれでハッピーです。「あらかじめ」の準備が無い吹き抜けは、こんなに簡単に部屋にすることはできません。

 

将来のことも考えながら、どんな暮らしがしたいかを話し合い、オンリーワンの家をつくっていく。それが工務店とつくる注文住宅の醍醐味だと思います。私たちも、「こんなことできるかな?」という、ワクワクするような相談をお待ちしています。