2020.04.16
代表 池田
断熱性能を最大限に発揮するには、断熱材の特徴を理解し正しい施工をすることが重要
お客様から 「どの断熱材がいいの?」 と度々質問されます。
皆さんも 「そうそう、確かに数多くある断熱材でどの断熱材がいいのだろう???」 と同じように思いませんか?
少し前にテレビで欠陥住宅といって紹介される家で、断熱材が壁の中で下の方に固まってカビてるような映像を見ませんでしたか?
「そうそう、見た見た!」 と記憶がよみがえってきたのではないでしょうか。
そして、こんな映像を見ると 「この断熱材使うとこうなってしまうのか。使いたくないな・・・」 と思ったのではありませんか?
確かにこんな映像を見ると、このような状態にならないようにしたいと思うのは当然です。
では、これは断熱材が悪いのでしょうか?
断熱材の性能は実験室にてある特定の条件下で測定、評価し、断熱材毎に熱伝導率(断熱性能)で区分されます。簡単にいえば、同一の断熱性能を出したければ熱伝導率が高く(断熱性能が低い)なれば断熱材の厚みが厚くなるだけで性能は同等になるということです。
しかし、どの断熱材もその特徴と施工方法を間違えれば本来の性能は発揮できないのです。
一番大切なことは、正しい知識と正しい施工だと思います。それに加えて一寸した工夫が性能を最大限に近づける手助けになります。
この工夫が実験室と現場という環境の違う場所に合わせて本来の性能を発揮できるか否かの大きなポイントになるのです。
ちなみに、私たちもいろいろな断熱材を使用してきましたが、現場で一番過酷な作業をして断熱性能を感じることができる大工さんが、夏は涼しく、冬は暖かいと一番の評価をした断熱材セルローズファイバーを採用しています。
断熱性能の体感は大工さんに聞くのが一番!!
【セルローズファイバー】
左右が新聞紙の原料、中が段ボールの原料
【内張りシート】