2022.09.15
家づくりのお役立ちコラム
理想の暮らしから考える家づくり〜気密性の高い家を建てるなら〜
こんにちは、しらかばハウジングです。
最近は、断熱性の高い家は当たり前。更なる快適さを求めて、気密性の高さにもこだわるお客さまが少しずつ増えてきています。
と言っても、住まいの断熱と気密、なんだかわかるようでわからない。と思っている方も多いかもしれません。
そこで今日は、これから家づくりを考えているMさんが、しらかばハウジングの池田に住まいの気密性について質問してみました!
(※Mさんは架空の人物です)
■そもそも気密性って何?
――Mさん
最近、住宅の性能を調べていると、断熱と気密がセットで説明されていることが多いのですが……。そもそも気密性ってなんですか?
――池田
住宅における気密性とは、簡単に言えば「家の密閉性」。
どれだけ隙間がないか、という性能を表す言葉です。
――Mさん
気密性が大切なのはどうしてなの?
――池田
気密性の高い家は、空気が出入りする隙間が少ない家です。
こうした家の良さは、冬に暖房を使ったとき。外の冷たい空気が室内に入ったり、暖かい空気が外に逃げてしまうのを防げるところ。
夏に車のエアコンをどんなにつけていても、窓を開けていれば車内はなかなか冷えませんよね。家でもこれは同じ。
できるだけ隙間を無くして、冷暖房効率を高めよう、というのが気密性を高める大きな目的です。
――Mさん
気密性って、どんな数字で測っているの?
――池田
気密性を表す数値にはC値というものがあります。
C値は、100㎡あたり、住宅にどのくらい隙間があるかを示す数値。C値0.5なら、床面積100㎡の住宅にある隙間は、50c㎡。つまり、ハガキ半分程度の隙間しかない、ということになるんですよ。
――Mさん
なるほど!C値が低ければ低いほど、気密性が高いということなんですね。
■気密性の高い家を作るためには?
――Mさん
気密性が高い家の大切さはなんとなく分かりましたが、家づくりで気密性を確保するのは大変なのでしょうか?
――池田
もちろん、簡単にできることではありません。
家づくりをする立場から考えると、気密性を高めるためには設計だけでなく、現場管理や職人の腕がどれだけしっかりしているかどうか、が大切になります。
――Mさん
鉄筋コンクリートの方が気密性が高い、なんていうのも聞いたことがあります。
――池田
確かに、そういう側面はあるかもしれませんね。
ただし、住宅は性能のバランスが大切。鉄筋コンクリートの良さももちろんありますが、鉄筋コンクリートの家は、どうしても冬は熱を奪われやすく、夏はダイレクトゲインで南側の部屋が暑くなりやすくなってしまいます。
これは木よりも熱伝導率が高い素材を使っているから、というのが大きな原因。断熱対策をすることである程度カバーできる面もありますが、木造住宅でも断熱対策はしっかりとしていますから、どちらが安心かは総合的に判断するのが良いでしょう。
――Mさん
気密性の高い家を作るには、どんなことを考えれば良い?
――池田
気密性に関して話をするなら、施工技術がしっかりとしていて、気密性に対してきちんと理解・施工方法へと反映している住宅会社を選ぶことが大切です。
特に、質の高い施工は、どの会社でもできることではありません。
「この会社の施工姿勢はどうかな?」と見学会や担当者の話などでチェックしてみると良いですよ!
もちろん、しらかばハウジングでは早くから性能を追求した家づくりを続けてきていますから、職人さんたちの間でも品質への意識は高いのが自慢。
気軽にご相談くださいね!
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