2018.08.09
家づくりのお役立ちコラム
暑い夏をできるだけ涼しく過ごすには? 後編~湿度を下げる~
暑い日が続いていますね。2回に分けてお届けしている「暑い夏をできるだけ涼しく過ごすには?」、前回は窓周辺でできることを紹介しました(https://shirakaba-h.com/blog/20180807)。
今回は、湿度について考えてみたいと思います。
皆さん、東海地方の夏が暑いのは、なぜか知っていますか?
気温の高さより、湿度が高いのが理由です。このジメジメ感のせいで暑さを感じ、ツラいという人も多いのではないでしょうか。
夏の室内を涼しくしたいと考えたとき、湿度を考えるのは重要なことです。
そこでお勧めなのが、塗るタイプの壁にすることです。塗り壁は、湿気を吸ってくれます。調湿機能があるんですね。
そのため、夏は湿度が下がり、涼しく感じられるのではないかと思います。
漆喰や珪藻土などが良く聞かれますが、以前お話したように(https://shirakaba-h.com/blog/20170711)珪藻土と呼ばれているものはその含有率がさまざまです。品質の確かなものという前提でコストパフォーマンスを考えると、私は漆喰壁をお勧めしています。
クロスにしちゃったよ……という方でも、クロスの上に、漆喰を塗ることもできますので、壁紙を変える時期に、漆喰壁に変えてみてはいかがでしょう。
湿度を下げることの利点は、体感温度が下がって過ごしやすくなることだけではありません。カビの繁殖も防いでくれます。家を心地よく保つのに、カビは大敵ですよね。カビが繁殖しにくい環境を作ることは、家にとっても人にとっても良い影響を与えてくれます。快適な湿度に守られた家づくり、考えてみてくださいね。