2023.12.05
スタッフブログ
ひっつき虫【Part2】❗ アレチヌスビトハギ🎈(自然のたより No.163)
みなさん、こんばんは。
しらかばハウジング「自然のたより」ブログです。
きょうは、ひっつき虫「アレチヌスビトハギ」の種子を
見ていきましょう。
「アレチヌスビトハギ」の実と種子の様子
アレチヌスビトハギの実です。
身の回りには白い毛のようなものがついています。
白い毛のようなものをよく見ると、先がフックのようにカーブを描いて曲がっています。
これは実から種になったものです。
種の周り実と同じように
白い毛のようなものが
ついています。
種を横にして接写してみると
白いフック状の毛のようなものが
たくさんありますね。
種が服についている様子
種が服についているところを撮ってみました。
白いフック状の毛のようなものが
服の細い繊維に引っ掛かっていんですね。
これと同じようなひっつき虫に
オナモミがあります。
オナモミの実と種の接写の写真
オナモミの実の写真ですが、
身の周りにフック状の
棘のようなものがついていますね。
これは実から種になったものですが、
フック状の棘のようなものは
そのままついていますね。
このヌスビトハギや
オナモミの引っ付く仕組みから、
考えられた製品が
マジックテープです。
マジックテープ の接写写真
このように、
マジックテープの片方は
ヌスビトハギの実や種の周りについている
毛のようなもののように
フック状になっています。
マジックテープのもう片方は、
服の生地の繊維のように
いくつもの化学繊維のような細い糸が
束になってドームのような山を作っていますね。
この2つの種類のテープが密着すると、
フック状のテープが
化学繊維のような細い糸のドームに引っ掛かり、
2つのテープが
離れにくくなるのですね。
ひっつき虫のひっつく仕組みはすごいですね。
さらに、ひっついたままではなく、
いつか、はがれて地面に落ちて、
次にいのちを繋げていっているのも
素晴らしいことですね。
また、この仕組みを
マジックテープにすることを
考えた人もすごいですね。