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2023.11.30

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ひっつき虫【Part1】❗ コセンダングサ🎈(自然のたより No.161)

みなさん、こんばんは。

しらかばハウジング「自然のたより」ブログです。

きょうは、ひっつき虫「コセンダングサ」の種子が

どうして服にくっついて

取れにくいのか見ていきましょう。

 


「コセンダングサ」の種が服にくっつく仕組みを考えながら、見てみましょう

コセンダングサの種子です。

種子の先の方を見てみると、

細い針のようなものが

鬼の角のように出ていますね。

そこに何やら、

白く透明な小さな棘のようなものが見えますね。

カメラで接写してみると、

種子の先に突き出ていた細い針の向きと

逆の向きに

白く透明に見える棘が出ていますね。

 

ここに、コセンダングサの種子を散布するための巧みな仕組みが見えますね。

その仕組みは次のような感じです。

①種子の先端にある針のようなもので服に突き刺さる。

②人が動いて、コセンダングサから遠ざかる。

③針と逆向きについて棘が服の繊維に引っ掛かり、服から離れない。

④コセンダングサから、種子だけ分離して人の服にくっついたまま移動する。

⑤人が服から種子を取ったり、自然に落ちたりして種子を散布できる。

 


コセンダングサのつぼみから種子のできるまでの様子

つぼみです。

 

花です。

花が散って

 

種子ができ始めました。

そして、このページのはじめの写真のような種子ができます。

 


服に引っ付いて

嫌がられるひっつき虫ですが、

それが、いのちをつなぐ智慧なんですね。

すごいな!