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2023.11.24

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ホトケノザの種なくなったのはどうしてかな❓(自然のたより No.159)

みなさん、こんばんは。

しらかばハウジング「自然のたより」ブログです。

きょうは、「ホトケノザ」の種の行方を考えてください。

 


「ホトケノザ」の種はどうなったの?

やや茶色い黒い粒がいくつか見られますね。

これがホトケノザの種です。

よく見ると、

黒い種に何やら白いものがついていますね。

花のがくのようについていたり、

少し離れた中央左のやや上の種には、

白い点々が付いていますね。

 

翌日ホトケノザの種を見に行くと、

この写真のように、

もう種はなくなっていました。

どこへ行ったのでしょうか?

 

ホトケノザの種のついている茎と葉の様子です。

種がちょっと飛び出してようになっているから、

風などで、揺れて下に落ちたのでしょうか?

地面をちょっと探してみましたが、

種は見つかりませんでした。

 

以前に撮った写真を見返してみると、

アリが何かくわえて歩いている写真が

目につきました。

写真の上の方に写っている葉は、

間違えなくホトケノザの葉です。

 

 もう少し大きく撮れたもので、

くわえたものをよく見てみると、

ホトケノザの種ですよね。

 

もう一つほかの写真を見てみると、

やはり、白い点々がついたホトケノザの種ですね。

種をアリが運んでいるってことですね。

 


アリが種を運ぶ?

ホトケノザの種は

アリが運んでいました。

「なぜ、アリがそんなの運ぶのか?」っていうと、

はじめの写真で紹介した白いものが

アリの大事なものなんですよ。

白い物の正体は、

”エライオソーム”といって、

アリが巣に運んで食べるために貯蔵しているものです。

だから、エライオソームのついている種を運んでいたんですね。

でもね。

エライオソームはいるけど、

種はいらないから、巣に戻ると、

エライオソームを種から分けて取り、

いらなくなった種を巣の外に出してしまうんだよ。

それで、ホトケノザの種は

いろいろなところに散布されるんだよね。

すごいね、ホトケノザは。

ほかの生き物の力をうまく借りて種を散布しているんだね。

 

 

ホトケノザの花の写真を見たい方は、

「自然のたより No.4」をご覧ください。