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2023.08.05

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美しきヒマワリの花の秘密💞(自然のたより No.113)

みなさん、こんばんは。

しらかばハウジング自然のたより」ブログです。

きょうは、夏に大輪の花を咲かせる

美しきヒマワリの花💞をお楽しみください。

 


ヒマワリの花を楽しみましょう❗

以前に撮影したヒマワリです。

一般にヒマワリの花というとこの全体をのことを言うと思いますが、

専門的には「頭状花序(頭花ともいう)」といいます。

また、黄色の大きな花びら一枚一枚が「舌状花」と呼ばれます。

 

そして、黄色い花びらの内側に

たくさん密になって咲いている花を

「管状花(筒状花ともいう)」といいます。

 

中心部近くの管状花は

まだ、花が咲いていません。

花が咲く前のつぼみの状態ですね。

 

中心部辺りを接写してみました。

まだ緑色の一部のつぼみの先に水滴のようなものがついていますね。

この水滴のようなもの、どうも密らしいですよ。

つぼみにもついているんですね。

 

管状花の集まりの外側近くをよく見てみると、

先が2つに割れた黄色いものが出ているものと、

先が割れてなくて黄色いとんがり帽子のようなものがついているものがありますね。

2つに割れている方が雌しべ、

とんがり帽子のようなものが雄しべになります。

   

そのあたりを拡大するとこんな感じです。

雌しべと雄しべの区別がわかりますか?

 

もう少し拡大すると、一部雄しべが写っていますが、雌しべはこんな感じです。

 

拡大すると雄しべはこんな感じですよ。

 

雄しべを真上から見るとこんな感じです。

 

そして、管状花の花が咲き、受粉が進んでいくと、

こんな感じで、つぼみがなくなります。

 

受粉を終えた管状花です。

    

管状花の下の方(この写真の上下では上の方になるます)の子房が膨らんできます。

 

ちょっと拡大してみました。

 

子房が育ち、

必要なくなった花の枯れた部分が

はがれ落ちていきます。

子房が実になり、

写真の右上のように

種になっていきます。

 

そして、すごくたくさんの種が次々と現れてきて

一面種になります。

全部種になったところは、

みなさんの自分の目で確かめてみてくださいね。

 


 ヒマワリの花の美しさの秘密💖

ヒマワリの管状花の部分ですが、きれいですね。

この写真をよく見ると、渦巻きを感じませんか?

右回りの渦、左回りの渦、

どちらの渦も感じ取れませんか? 

つぼみが並ぶ右回りの螺旋の列、

左回りの螺旋の列の数を

よく数えてみると、

右回り55列、左回り34列あります。

ほかのヒマワリの花の螺旋の列も数えてみると、

①右回り34列 左回り21列

②右回り55列 左回り34列

③右回り89列 左回り55列

のいずれかになります。

 

これは、数学の「フィボナッチ数列」「黄金比」と一致するのです。

ここに美しさの源があるんですね。

また、この列の並びが

同じ形の面積の中で、花や種が一番多くできる並び方になっているんだそうです。

生きていくうえで、多くの子孫を残すための知恵がここにあるのですね。

 

みなさんも、じっくりヒマワリの花を観察してみてはいかがですか?

 

※フィボナッチ数列、黄金比について、詳しく知りたい方は

参考にしたホームページの下線を引いた青色の部分を

クリック、またはタップしてください。

 

参考にしたホームページ

数学の面白いこと・役に立つことをまとめたサイト

ネーチャーテック研究会のすごい自然のショールーム