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2023.06.22

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らせん状にねじれて花が咲くネジバナ(モジズリ)💖(自然のたより No.91)

みなさん、こんにちは。

しらかばハウジング自然のたより」ブログです。

きょうは、ネジバナを紹介します

 


ネジバナ

このごろ、公園や公共施設などの芝生に

らせん状にねじれて花を咲かせている草花を

よく見かけます。

「ネジバナ」です。

「モジズリ」とも呼ばれます。

 

『右巻きかな?』と思ってみると、

「左巻き」のものもあります。

巻き方に決まりはないようですね。

 

この写真のように

どの花も横向きに咲いています。

 

花は下から上へ順に咲いていっていますね。

 

花の上の方はこんな感じです。

つぼみは密集していますね。

よく見ると、

このネジバナは左上に向けてつぼみが傾いているようです。

 

つぼみにピンクの色が透けるように見えてくると、

つぼみとつぼみの間が開き、

横を向き出しているようですね。

 

この写真の様子を見ると、

茎を巻き込むように花が咲いていくように見えますね。

花びらが開いていくとき

茎の中心から外側の方が成長が早く

内側の方が成長が遅いからでしょうかねえ。

 

完全に花びらが開いて咲いているときは、

花は茎に対してほぼ直角に横を向いていますね。

右巻き、左巻きはどこでどう決まるのか分かっれいませんが、

観察しながら、何かヒントになるものが見つかるといいなと思いますね。

 


ネジバナ雑談

ネジバナは、どうしてねじれて花が咲いていくか疑問に思いますよね。

一説には、直立するためのバランスの関係で、

片方だけに咲くと、

花の重みで片方に曲がったり、

倒れたりするためだとかんがえられています。

また、花が横向きに咲くのは、

花粉を運んでくれる小さなハチがもぐり込んで蜜を吸うとき、

花粉がハチにつき

効率よく受粉ができるといわれています。

ネジバナもラン科の花ですが、

ランの花の奥に爪楊枝を虫に見立てて入れたことがります。

すると、その爪楊枝を出したときに、

花粉の丸い塊がしっかりと付いてきた来ました。

ネジバナも同じ仕組みだそうです。

花のつくりも巧みにできているんですね。

その辺に生えている見過ごしてしまう草花ですが、

その生きる巧みさに感心することばかりですね。

 

【参考文献】:北隆館発行「フィールドウォチング⑥野原の野草ウォッチング」