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2023.05.14

▼スタッフブログ

見ごろになってますよ❗ブラシノキ💖(自然のたより No.67)

みなさん、こんばんは。

しらかばハウジング自然のたより」ブログです。

今晩は、「自然のたより No.61(2023年5月5日)」以降のブラシノキの様子を紹介します


5月6日の様子

花がいくつも集まっていますね。

向かって左側の花は、

花びらが完全には開いてないつぼみですね。

たくさんの赤いおしべを花びらが包み込んでいる感じですね。

向かって右側の花は花びらが開いて咲いていますね。

赤い糸がピーンと張ったようにおしべが伸びて出ていますね。

さいた花とつぼみの境目辺りを大きくしてみると、

きれいに毛糸のように丸められたやわらかいおしべが

だんだんきれいに解きほぐされて

一本、一本、ピーンと伸びていく様子がうかがえますね。

つぼみの花びらが開きかけておアシベが見えだしたところを拡大しました。

きれいにそろって押し込められているおしべの様子がわかりますね。

開き出した花びらから見える雄しべを

少し角度を変えて撮影したところです。

花びらが開き、

丸まっていたおしべが解きほぐされはじめたところです。

解きほぐされてきたおしべが

一本、一本、順にまっすぐにピーンと伸びはじめようとしているところです。


5月11日の様子

花が咲いたところが、増えてきました。

まだ、つぼみのところもたくさんありますね。

花が咲いて、おしべがピーンと伸びている様子です。

花が枝にどんなふうについているか、よくわかりますね。


今日(5月14日)の様子

今は、こんな感じになっています。

多くの花が咲いてきましたね。

一つだけみてみると、

試験管を洗うブラシそっくりですね。

だから、ブラシノキなんですね。


ブラシノキの戦略

下の写真は今年の4月6日の様子です。

枝にタコの吸盤のようなものがついているのが分かりますか?

その部分を拡大すると

下の写真のようになります。

4月11日の様子の3枚目の写真(花が枝にどんなふうについていいるかわかる写真)と比べてみてください。

何か気づきませんか?

そうですね。

花が散ったとすると、

その後、残った部分ですよね。

もちろん、この上の写真は4月6日の写真ですから、

今年の花のあとじゃないですよね。

去年の花のあとです。

花が咲いた後は実ができ、種ができます。

ブラシノキは、このタコの吸盤みたいな花のあとに種が入っています。

えー、種って、できると落ちたり、飛んだり、運ばれたりするんじゃないかって。

ふつうはそうですよね。

でもね、ブラシノキは違うんです。

ブラシノキの故郷はオーストラリアで、

乾燥して山火事がよく起きる場所なんだそうです。

山火事が起きたときに、

種の入ったタコの吸盤みたいなものが

割れたり、割けたり、弾けたりして種がまき散らかされるようになっているんです。

どうして山火事の時かっていうと、

他の植物が山火事でなくなれば、

生存競争相の手がいなくなったときに

芽が出せ、育ちやすくなるということですよね。

ほかの植物じゃ考えられないですね。

ブラシノキのいのちをつなぐ戦略、すごいなあ。

【参考にしたホームページ】:ガーデニング図鑑>庭木>低木>ブラシノキ