2021.02.11
家づくりのお役立ちコラム
天井は高いだけがいいとは限らない? 過ごし方に合わせた天井高を
こんにちは!しらかばハウジングです。
突然ですが、皆さんは家を建てるなら「天井が高い家」「天井が低い家」どちらがいいか考えたこと、ありますか?
一昔前と比べると日本人の平均身長も高くなっていることや、ライフスタイルの欧米化などにより日本の家づくりでも「天井が高い家=開放的で気持ちいい!」と考える人が増えているように感じます。
でも…果たして、本当に天井が高い家は心地いい家なのでしょうか?
今日は天井高と住まいの心地よさについて、一緒に考えてみましょう!
■心地よい天井高は過ごし方で変わる!?
まずは天井の高さと居心地の良さの関係を、1つの事例から考えてみましょう。
例えば「広くて天井が高い体育館の真ん中で、のんびり本を読んでみてください」と言われたら。どんな感じがするでしょうか?少し想像してみてください。
想像してみると、何だか落ち着かないな…と思った方も多いのではないでしょうか?
立って過ごすならまだしも、体育館の真ん中で床に座ったりゴロゴロしたりする時間。あまり快適なイメージはつきませんよね。
こんなふうに、いくら開放感があって気持ちがいいと言われる天井の高い空間でも、過ごし方に合っていなければ、心地よい空間とはいえないのです。
■落ち着いて過ごしたいときの天井高は?
床に座ってゆっくり本を読んだり、ゴロゴロしたりする時間は、少し天井が低めの空間の方が落ち着けます。
たとえば、リビング横の小上がりスペース。
ゴロンと畳の上でお昼寝したりする時間も、ここなら心地よく過ごせそうですよね。
リビングでのんびりくつろいで過ごすときも、目線の先に広がる空間は吹き抜けで開放的にしつつ、ゆったりとくつろぐソファのある場所は天井高を抑えることで、程良いくつろぎ空間に。
こんなふうに、連続する空間の中にも、場所ごとに過ごし方にあった天井高を作るといいでしょう。
■目線の先に広がる景色を想像してみよう
天井高と心地よさの関係を見直してみることは、目線の先に広がる景色を考えることにつながります。
例えば、日本の伝統的な茶室空間。正座したときに、窓の外の庭を眺められるように窓や障子などの建具の工夫が凝らされています。
家づくりをする際には、「この部屋でどう過ごしたいか」を考えて、設計していくことが大切!
しらかばハウジングでも、お客様にプランニングの段階から「誰と」「どう過ごすか」などをしっかりヒアリング。
天井高も心地よさを感じていただける設計をご提案しています。
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